2012年9月14日(金)
台湾史研究会 11月例会のお知らせ
・日時:11月10日(土) 13時~17時
・場所:関西大学経商研究棟4階4A会議室
http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/mapsenri.htmlの地図で「ソシオネットワーク戦略研究機構」とある「11番」の建物が「経商研究棟」です。
第1報告:やまだあつし (名古屋市立大学)
日本植民地時代台湾と愛知県立農林学校(仮題)
第2報告:冨永悠介
(日本学術振興会特別研究員・大阪大学大学院)
基隆「水産」地域の形成と発展
私は、基隆にある「水産」と呼ばれる地域に着目しながら在台湾琉球・朝鮮人の歴史経験に焦点を当てた研究を行なっています。「水産」の歴史を紐解けば、1920年代後半に日本水産株式会社(ニッスイ)の主導で竣工された漁港建設に始まります。光復後、漁業関連施設(工場や魚市場など)は国民党政府によって接収され、留用された日本人や琉球人の技術者を中心に多くの琉球・朝鮮の労働者が漁業に携わりながら生活をしていました。そのため「水産」には、台湾省琉球人民協会や台湾省韓僑人民協会、在台朝鮮人の教会や学校が設立されています。また、琉球人民協会の会長でもあり、台湾で琉球独立運動を行っていた喜友名嗣正も、この「水産」を運動の拠点にしていました。本報告では、この「水産」地域の形成と発展の過程を歴史的に辿ってみたいと考えています。
# 11時から同場所で事務局会議を開催します。
文責・送付者 〒467-8501 日本国 愛知県 名古屋市
瑞穂区 瑞穂町 山の畑1 名古屋市立大学 人文社会学部
やまだあつし (atsushi[アットマーク]hum.nagoya-cu.ac.jp)
(送信の際は[アットマーク]の部分を半角の@に修正してお送り下さい。)
以上